🎓【前編】私立学校教員が「有給休暇を取りづらい」3つの理由とは?
- Nakanishi Ryo
- 2025年6月6日
- 読了時間: 2分
こんにちは。元私立学校教員・現社会保険労務士の仲西です。
今回は、私立学校の教員からよく寄せられる悩み――
「有休はあるけれど、実際にはほとんど使えない…」
という問題について、「なぜ取れないのか?」という視点から解説します。
🔍 年次有給休暇とは?
労働基準法に基づいて、労働者に付与される正当な権利です。
正社員・契約社員・パートタイマーすべてに付与される
勤続年数に応じて年10〜20日付与
有休中も通常通り給与が支払われる
💡 ポイント:取得にあたって理由は不要です!学校や上司が理由を聞いたり、内容によって判断することは違法の可能性があります。
😓 私立学校で有休が「取りづらい」3つの理由
❶ 長期休暇中に勝手に「消化」されている
夏休みや冬休みに、出勤当番や研修が割り当てられることがあり、実質的には勤務しているのに「有休を使ったことにされる」ケースがあります。
❷ 有休申請が「わがまま」「無責任」と捉えられる
教員文化にありがちな「休むこと=自己中心的」といった空気や圧力。体調不良や家庭の事情でも、申請しづらくなっています。
❸ 「代わりがいない」ことによる心理的なプレッシャー
授業や校務が属人化している現場では、**「自分が休んだら他の先生が困る」**という不安から、無理して出勤してしまうことも。
📌 本来、代替勤務者の手配は学校側の責任です。教員自身が代わりを探す必要はありません。
⚠️ 理由を尋ねるのはハラスメントの可能性も
「なんで休むの?」「私用って何?」といった発言は、パワーハラスメントとみなされるおそれがあります。
有休の取得理由を答える必要は一切ありません。「取る権利がある」だけで十分です。
🌱 まとめ
有休は制度上存在していますが、運用や意識によって「取れない空気」になってしまっているのが現状です。
後編では、具体的な改善策と職場での取り組み方をご紹介します。